実家に寄生する“子供部屋おじさん”の実態…家族が悲痛の叫び – その2

実家に寄生する“子供部屋おじさん”の実態…家族が悲痛の叫び – その2

こんにちは。

ネットの子供部屋おじさんに関する記事についてリアル子供部屋おじさん目線で上から物を言ってみよう、というこの試み。

前回は子供部屋おじさんでありながらその実超ハイスペックサラリーマンという、羊の皮をかぶったオオカミならぬ、羊の皮をかぶった子供部屋おじさんをご紹介しましたが、第三回目となる今回も引き続き子供部屋おじさんの生態について検証してみようと思います。

都内のWebコンテンツ制作会社に勤める西宮さん(仮名・30代後半)が声を潜める。
「私の兄は高校卒業後に実家を出て、警察官になりました。昔から『警察24時』に憧れていたようです。家族や親族、みんなが『すごいね』って喜んだんです。派手な性格ではなかったので、そのまま平和な人生を過ごすのかと思っていたら……5年後にはまさかの退職。もともと人づきあいが苦手で、飲み会も苦手。外食も滅多にせず、休日は家にいた。だから、警察の体育会系なノリが合わなかったのでしょう。辞めて実家に戻ってきました。そこからですね、兄の人生が狂ったのは。

今回はなかなかシリアスな出だしですね。

子供部屋おじさんの弟である西宮さん(仮名・30代後半)による独白のようです。
別に声を潜める必要はないと思うのですが、子供部屋おじさんは現代社会における禁忌か何かなのでしょうか。

さらに、西宮さん兄の生活の実態に迫っていきます。

外では相変わらずおとなしいのですが、家の中ではワガママ放題。高齢の親に脂っこい肉料理ばかりを要求して困らせる。外に出掛けても必ず夕飯の時間には戻ってきますね。無論、今も子供部屋に住み続けていて、部屋には萌え系フィギュア、アニメのポスターがベタベタ貼ってあり、帰宅後や休日は閉じこもってネトゲばかりしているようです」

これを読んで、これはひどい…と思わない方はいないと思います。
子供部屋おじさんとしては西宮さんに肩入れするべき私ですら、家族の方についつい同情してしまうほどの惨状です。

が、ちょっと待ってください。
この西宮さんどこかで見たことがあるような。

私も外では年相応におとなしいですし、夕ご飯の時間には両親とご飯を食べるために家に戻ります。夜や休日はネトゲもしてますね。
違うところは脂っこい料理を要求しないところと、部屋にフィギュアが無いというところくらいです。

ただ、好みの料理やフィギュアの有無なんて些末な違いであって、本質的には何も変わらない…つまり私は西宮さんだった…?

ということは、この不利な状況をひっくり返さなければ、私も現代社会における禁忌として後ろ指を指されながら生きていかなければならないという事。
子供部屋おじさんの権利を守るために。

おのれ日刊SPA!勝負だ!

まず初めに「外では相変わらずおとなしいのですが、家の中ではワガママ放題。」この出だしからして悪意を感じます。
いい年したおっさんが家の中だけでは飽き足らず、外でもわがまま放題していたら恐怖ですよ。
むしろ西宮さんは、外ではおとなしくふるまえる点、一般常識のある人間だと言えます。

次に「外に出掛けても必ず夕飯の時間には戻ってきますね。」
一体何が問題なんでしょうか。そりゃ晩飯時には皆家に帰るでしょう。
もしかしたら、年老いた両親と食卓を囲むためなのかもしれませんし、少ない貯えを減らさないようにするための節約術かもしれません。
それをまるで、タダメシ食いに帰ってきやがって…と言わんばかりの物言い。
夕食時に帰って来なかったら来なかったで、「いつまでもふらふら外で遊んで夜遅くこっそり帰ってきます」とか言われるんでしょうね。

そして最後にこれ、「部屋には萌え系フィギュア、アニメのポスターがベタベタ貼ってあり、帰宅後や休日は閉じこもってネトゲばかりしているようです」
もはや聞き飽きたフレーズですが、とりあえずアニメとネトゲは大人の趣味として失格、やってるやつは大人になりきれないダメ人間、ですか。

極論ですが、プーチン大統領の趣味が萌えフィギュア集めとFF14だったら同じように嗤うのでしょうか?しかもミコッテ使ってネカマ三昧ですよ。
相手がそんなプーチンでも、オタク乙wwwwwwと面と向かって嗤える人だけが西宮さんに石を投げてください。

都合のいい部分だけを切り取った表面的なストーリー。
背景を深耕せず人の話をそのまま書き起こすだけならグーグルの音声認識にでもやらせればいかがでしょうか、と私は思うわけです。

つまり何が言いたいかというと、こんなものはいくらでも恣意的にゆがめることができるただの言葉遊びであって、本質ではないということです。
では一体何がこの記事における本当に重要な点なのか、それは西宮さんが何故子供部屋おじさんになってしまったか、という冒頭のくだりの部分なのです。

高校を卒業後に家を出て憧れの警察官になった西宮さんが、たったの5年でその憧れの職業を辞めざるを得なかった背景にはいったい何があるのでしょうか?

高校を卒業したばかりの18歳の男の子が自分の意志で警察官になる。
大卒の人間がなんとなく周りが皆そうしてるから自分もなんとなく就職しました、というのとは恐らく志も決意も違ったはずです。

しかも5年です。サラリーマンやっている方ならわかると思いますが、ほんとに根性がなければ5年はまず続きません。
つまり、この西宮さんは死に物狂いで頑張ってしがみつこうとしたのでしょう。町の平和を、子供の笑顔を守るために。

にもかかわらず辞めざるを得なかった。
これはどう考えても異常なことです。

マスコミであるのであれば、西宮さんは犠牲者として扱うべきであり、糾弾すべきはこの犠牲者を生み出した現代社会の歪みのはず。
その本質を無視して、ただ弱者を叩く・下を見て嗤うのではなく、日刊SPA!にはそこに踏み込んでいただきたかったです。

さて、ここまでで子供部屋おじさんは社会的弱者でありむしろ護られるべき存在、悪いのは全部現代社会とSNSで繰り広げられるマウント合戦いうことがご理解いただけたかと思いますが、ただ一点、西宮さんにも苦言を呈するとすれば、年老いた両親に脂っこい料理ばかりを要求して困らせる、これはいけない。

脂っこい料理というのはどこか強欲なイメージを想起させて無害な子供部屋おじさんのイメージを著しく損なううえ、何より子供部屋おじさんと両親はWin-Winの関係でなければいけないのです。

ということで、西宮さんはワガママ言って脂っこい料理ばかり要求せず魚や野菜も食べましょうという事で、今回は締めとさせていただきます。

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